隣地の果樹先日、弁護士と食事時にこんな話をしました。

事務員「うちの庭に隣家のタケノコが壁を越えて生えてきたら採って食べていいですか?」

弁護士「食べていいよ」

事務員「じゃあミカンとかリンゴは?」

弁護士「それはダメ」

事務員「え~空中もうちの敷地じゃないですか」

弁護士「地面と空中では別の法律があるんだよ。」

民法233条1項(竹木の剪除)隣地の竹木の枝が境界線を越えるときは、その竹木の所有者をして、その枝を剪除させることができる。
これは、空中にはみ出してきた樹木については、勝手に切るのでは無く、所有者に言って切らせることが出来る権利がある、ということ。所有者がそれに従うかどうかはまた別の話。
当然、なっている果実も勝手に採ってはいけない。

民法233条2項(竹木根の截取権)隣地の竹木の根が境界線を越えるときは、これを截取することができる。
これは、地面または地中のはみだしてきた根は、こちらで切って処分してよいと言うこと。

事務員「じゃあ、ミカンとかがうちの庭に落ちてきたら?」

弁護士「それは民法233条2項が当てはまるから・・・よほどの価値が認められるものでなければ処分していい。隣の木の落ち葉は掃除していいよね。」「しかしなんでそんなこと気にするの?」

事務員「もうじき隣の梅が実ってコロコロ転がって来るからです、タケノコは生えてきませんでしたけど・・」